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2026年以降、心を動かすのはロゴスではなく、パトスとエートス
今年一年、ありがとうございました。
こんばんは。
高衣紗彩です。
2025年もまもなく終わろうとしています。
皆さんの2025年は、いかがだったでしょうか。
私にとって、 2025年は、スティーブ・ジョブズの言葉にある 「点と点が線で繋がった」 そんな瞬間の連続でした。その一部を挙げると、
2月に、感性を磨く「シックス・センス」という2日間のセミナーを行い、
4月に、マレーシアで初の海外講演、
5月には、インドの聖者会議で通訳を務めさせていただきました。
7月に、ミッションを共に遂行する 『JDS先鋭部隊』を立ち上げ、
8月には、経営者のための『価値観に合った財務管理』をテーマにした2泊3日の合宿型セミナーと 『中庸道×古武道講座』をスタート。
9月に、2冊目の著書 「偏らない生き方」をリリースし、
10月には、10周年感謝祭「中庸フェス」を開催、「心と身体で中庸を感じる」体験をお届けすることができました。
これまで培ってきた無形の資産が、 すべて活かされた、
それを毎瞬感じることのできた1年でした。
支えてくださった皆様へ
書籍に関しては、想定外の試練もありましたが、執筆中も発売後も、多くの皆さまに応援いただき、 走り続けることができています。
書店で見つけて写真を送ってくださった方、 図書館に置いてもらえるようお願いしてくださった方、 その他、書店でお求めいただきました皆さま、本当にありがとうございます。
執筆中、長く座り続けてギックリ腰になった際にも、そして10月に脳しんとうを起こして2週間、全く動きがとれなかった際にも、
2025年は、これまで以上に 多くの皆様に支えていただいた年でした。
この場をお借りして、 心より感謝申し上げます。
学びを深めた1年
また、今年は、これまでDr.ディマティーニを通じて深めてきた西洋哲学・東洋哲学の叡智をさらに奥へと掘り下げ、「学びの地図」を大きく拡張した一年でした。
その延長線上で、いくつもの新しい探究もスタートしています。
神智学、人智学(シュタイナー)、出口王仁三郎の『霊界物語』、そしてトランスパーソナル心理学、神秘学の領域から、ゲリー・ボーゲル氏が語る「人類の意識の進化」。
さらに、日本古来の文化や精神性にもあらためて光を当て、古武道、伝統芸能、古神道、密教、縄文文化、カタカムナ、ホツマツタヱ。
今年、新たに学び始めた分野は、2026年以降に重要になってくると私が感じているものばかりです。
どういうことかと言うとー。
2026年以降はいよいよ、
ロゴス(論理・理屈・説明・整合性)がエースだった時代から、
パトス(共感・情動・共鳴)
アイステーシス(感性)
エートス(信頼・在り方・徳・人格)
が重要視される時代へ
社会そのものが、移行していくからです。
感性の時代とは
では、「感性の時代」とは何か。
それは、感情に流される時代でも、なんとなく感覚で決める時代でもありません。
むしろ逆で、私たち一人ひとりが、これまで以上に繊細に「何に響き」「何に違和感を覚えるか」を大切にし、言葉では表せない「温度感」や「誠実さ」を感じ取っていく時代です。
パトス(共感・情動・共鳴)、アイステーシス(感性)、エートス(信頼・在り方・徳・人格)が、意思決定の中心に戻ってくる。
この変化は、個人の生き方だけでなく、ビジネスの現場にもはっきり現れます。
情報は過剰にあり、論理だけなら誰でも一定水準の説明ができる。むしろ、aiの方が私たち人間より優れています。そんな時代に重きを置かれるのは、「何を言っているか」ではなく、その人がどんな状態(BE)から言っているか、になってきます。
同じ言葉でも、誰がどんな状態で言っているのか、によって、受け取られ方がまるで違ってくることになります。
これまでの説得力、これまでの「人を動かすテクニック」は、通用しなくなってきます。そのようなものに、私たち生身の人間は、心動かされなくなっていきます。
その元年とも言える2026年は、外側のテクニック以前に、内側の状態が問われるようになると考えています。
誠実さ、熱量、細部に責任を持とうとしているか。
言葉と行動が一致しているか。
それらは、自分の価値観と一致しているかどうかで決まります。
恐れや不安、焦りからの行動になていないか。
これは、中庸思考を身につけて、ネガティブとポジティブの二元がどれだけ統合されているかにかかっています。
この「一致」や「一貫性」こそが、パトス、アイステーシス、エートスを育て、結果として、言葉に自然な重みと説得力を生み出す。それが乗っていない、理論だけの言葉には、人々はもう心を動かされなくなっていきます。
論理(ロゴス)は引き続き重要です。
ですが、ロゴスは土台ではなく、パトス、アイステーシス、エートスが整った上で機能する「表現の道具」になっていく。私はそう捉えています。
2026年、さらなる進化へ
2026年、私は、このロゴスから感性への時代の変遷期を、皆さんと一緒に歩んでいきたいと思っています。
日々の選択が変わり、人間関係が変わり、仕事の意思決定が変わり、そして人生の手触りそのものが変わっていく。
そのために、時代の一歩先を捉え、視点と実践知を、順番にわかりやすくお届けしてまいります。2026年は、そのようなプログラムの提供が多くなります。
「整えて深める」一年になります。
焦って答えを出すのではなく、急いで言葉を飾るのでもなく、まず自分自身の内側を澄み渡らせる。そこから発する言葉だけが、結果的に人の心に届き、長い時間をかけて信頼になっていきます。
2025年、皆さんがそれぞれの場所で積み重ねてきた努力や葛藤、その上での決断があったはずです。
表には見えないところで選び直してきたこと、手放してきたこと、守ってきたこと。そうしたプロセスそのものが、すでにエートスを育てています。
論理では扱いきれない局面がさらに増えていく来たる2026年、頼りになるのは、情報そのものではなく、自分が何を大切にし、どんな在り方で立っているかです。
目に見える科学で証明されているものに留まらず、感性を研ぎ澄ませ、心を開いて、見えない世界を受け入れる。そして、パトス(共感・体感・情動・共鳴)、アイステーシス(感性)を開き、エートス(信頼・一貫性)を育て、ロゴス(論理)を適切に使う。
この力を取り戻すことが、これからの時代の「力」になる。
私はその前提で、来年のプログラムを組み立てていきたいと思っています。
今年も一年、読んでくださり、受け取ってくださり、本当にありがとうございました。
言葉はいつも完全ではありません。それでも、ここまでご一緒できたこと自体が、私にとって大きな励みであり、前に進む原動力となりました。
どうか年末年始、皆さんの心と身体が緩む時間を持てますように。
そして新しい一年が、皆さんにとって「外側の正解」ではなく、「内側の確信」に沿って進んでいく年になりますように。
2026年も、静かに、でも、力強く確信に満ちて、共に歩んでまいりましょう。
ともに歩み、 ともに進化成長していけることを 楽しみにしています。
良いお年をお迎えください。
ミッション・ミッケ人生デザイン研究所代表取締役
人生デザイン構築学校 学校長
高衣紗彩
(株)ミッション・ミッケ人生デザイン研究所
HP:https://missionmikke.com
人生デザイン構築学校®︎
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一般社団法人人生デザインアカデミー協会
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