どうしたらより良く生きられるのか

生きたい人生をデザインするために重要な視点

さあや学長（高衣紗彩）
November 03, 2025 • 読了目安時間: 3 minutes

こんにちは。
高衣紗彩です。

「どうすれば、自分の人生をコントロールできるのか？」
そんな質問をよくいただきます。

今日は３連休の3日目なので、ちょっと立ち止まって、人生をどう生きるか、という普段あまり考えない哲学的な問いについて考える日にしてみては、いかがでしょうか。

よし、そうしよう！という方のために、「人生デザイン構築学校®︎」でお伝えしている『生きたい人生をデザインするために重要な視点』をシェアしたいと思います。

今日はお出かけで読んでいる時間がない方も、どこかに保存しておいて、後でじっくり時間をとって読んでみてくださいね。どんな方にも、役立てていただけると思います。

では、早速。

自分の人生を自分でコントロールしたい、と願うということは、今、自分の意志ではなく流されて生きている感覚があるからだと思います。そして、流されて生きるのではなく、自分で自分の人生をコントロールしている感覚が持てる人生を、『より良い人生』と、なんとなく感じていると思います。

より良く生きるためには、

解釈や意味づけを変えれば良い

と言われています。

そうすると、不幸なことに出会っても、むしろ幸運なことだった、と思うことができ、「良い人生を生きている」という感覚になれる。

ですが、それをしてしまうと、より良く生きることはできません。
常に限界が訪れます。

これは、あまり知られていないのですが、人間が認識する『現実』は、『出来事の一部』です。そして、みんな、『自分が認識できた範囲の現実』を生きています。『一部だけ捉えた現実』すなわち『思い違いの現実』を生きているのです。

例えば、私たちは一つの出来事から沢山のことを受け取っています。その中には、マイナスもあればプラスもあります。

ここで、『万物の法則』をご紹介します。
これも、ほとんど知られていないのですが、

『どんな出来事からもマイナス面とプラス面の両方を同じ量受け取っている』

という真実があります。

この両方（真実）を認知できれば、マイナスな出来事、プラスな出来事はないはずです。ですが、私たちは、今日は良いことがあった、今日は、悪いことが起こった、と言います。これは、なぜでしょうか。

これは、人間は、何かを見た瞬間、良い側、悪い側、どちらかしか認知しないようにできているからです。

「しんどい」と思う時、マイナス面だけを『認知』しています。
「ラッキー」と思う時、プラス面だけを『認知』しています。

これを、両方認知するように、自分でしていく。すると、生きている世界は、マイナスもプラスもない世界になります。

全ての出来事が中立であるならば、良いことが起こることを願う必要はありませんね。ここで、苦しみから解放されます。

マイナスもプラスもない世界これが、色即是空の『空』の世界です。その『真空』の世界は、何もないのではなく、あるエネルギーが充満しています。それが『愛』です。

出来事の全部（真実）が見えると、それが見えるようになります。

すると、『現実』が変わります。
『認識できた範囲の現実』が、愛だけになります。

マイナスの出来事だと思っていたことにも、実際は、「愛」を受け取っていたという『現実』が見えるようになります。これは、解釈や意味づけを変えることとは異なります。

解釈や意味づけを変えるとは、
「ある一部の認知（ネガティブ）」を「別の一部の認知（ポジティブ）」に変えているだけです。

やはり、真実（全ては愛）を認知はしていません。

これがわかったら、自分や人に貼っているレッテルも誤解であることがわかります。

自分が持っているものーリソースーに良い悪いはない中立、とわかるので、短所長所という評価ではなく、その特性を客観的に把握することができます。

短所だと思い込んでいたものも才能・天才性であったのだと理解することができます。

そうなった時、それを『どう使って人生を歩むか』が見えてきます。「良いこと」を追いかけたり「悪いこと」を避けようとしたりも、しなくなります。

「どう生きるか」に集中することができます。
意識を占領するノイズが消えるのです。

ここに来て、初めて『生きたい人生をデザインするスタートラインに立った』ことになります。

万物の法則を理解せず、一部だけの認知のまま（この世には良いことと悪いことがあるという認知のまま、自分には短所も長所もあるという認知のまま）、より良い人生を生きようとしても、限界があります。この世界と自分を誤解して認識しているわけなので。

外の世界を動かそうとする前に、
自分の見える世界を真実に近づける

すると、外の世界を動かす必要はない
コントロールする必要はないと悟ります。

人生をデザインするとは、
起きていることの『現実』の『認知』を『真実』に近づけることから始まります。

🪶最後に、カントの言葉を贈ります。

「我々が見るのは、世界そのものではなく、
我々の心が理解できる範囲の世界である。」

― イマヌエル・カント

＊

先週から、毎朝、XとThreadsで新しい企画を始めました。

Xではー。
人間行動学をベースに「人生をどうデザインしていくか」を綴っています。テーマは、人生・仕事・お金・人間関係・精神性・健康・知性の７つ。

１週間で１巡し、思想を磨いていく連続シリーズです。

https://x.com/sayatakagoromo/

Threadsではー。
210日間の「自然と意識の調和と統合」の旅をお届けしています。
人生は自然と同じ、常に変化し流転しています。時に、私たちはその流れの中で立ち止まり、どこへ向かうのかを見失います。

この210日間で体感していただくのは、自然と意識を結ぶ「七行思想」。
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新たな二行を加えた真理は、 5日間の深い瞑想中に啓示として降りてきました。

これは、何かになる旅ではなく、
“本来の自分『中庸』に還帰する旅”。
何かを得るのではなく、手放す旅。

外の世界を変えようとしなくても、内なる自然と意識が統合されれば、世界が呼応して変わり始めます。

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さあや学長 🏫 「人生デザイン構築学校®」学長 (@saya_jinsei_design) • Threads, Say more

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朝のマクロ解説便 10月30日(木) ：FRBの予想通りの利下げ決定の裏で、密かに決められた『量的引き締め終了』とは？そして、量的引き締め終了が示唆すること｜さあや学長@人生デザイン構築学校

FRBの予想通りの利下げ決定の裏で、密かに決められた『量的引き締め終了』とは？ 10月30日に発表されたFOMC(連邦公開市場委員会)の決定は、今後の世界経済を理解する上で極めて重要である。FRBは予想通り政策金利（フェデラルファンド金利：FF金利）を25ベーシスポイント(0.25%)引き下げた。これによりFF金利は3.75%から4.0%の範囲となった。これは想定内で、驚くことではない。市場の反応も薄かった。より重要なのは、FRBが量的引き締め（QT：Quantitative Tightening）を12月1日で終了すると決定したことだ。FRBは2022年6月から、保有する米国債

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